DX推進フレームワーク
Ver1.0

｢DX推進フレームワークVer1.0」リリースにあたって

CIO Loungeは企業のDXの実現を支援するツールとして、｢DX推進フレームワークVer1.0」をリリースいたしました。

今回発表した「DX推進フレームワークVer1.0」は、2023年度にCIO Lounge主催で実施しました企業DX分科会ワークショップ（3回）からのアウトプットならびに分科会メンバー（大手ユーザー企業のCIOクラスで構成）の経験と知見をベースにして、約半年の検討を経て完成いたしました。

この「DX推進フレームワークVer1.0」の特徴は、①DXの進め方を、体系的かつ時系列的に整理していること、②実際にDXを推進してきたメンバーのノウハウが盛り込まれており実践的な内容になっていることです。よって、各企業のDX戦略の立案や実際のDX推進において大変参考になる内容だと考えています。会員以外の企業でも、皆様の周りでDX推進にお困りの企業があればこのフレームワークを無料でご利用いただけます。

さらに、内容を見ただけでは内容が十分に理解できないので、社内の実情にあわせて活用方法や社内での展開方法についてより細かい説明や相談にのって欲しいとのリクエストがあれば適宜対応いたしますので、是非ご連絡ください。もちろん相談は無料です。

また、内容に関してのご指摘や追加要望等があればぜひご意見をお寄せください。

目次

• ｢DX推進フレームワークVer1.0」のねらいと構成
  • ねらい
  • 構成
• DX実現にむけた重要な3つのポイント
• DX推進計画策定の標準的な進め方
  • DX推進計画策定の3つのステップ
• ［DX推進フレームワーク］資料ダウンロードお申し込みフォーム

｢DX推進フレームワークVer1.0」のねらいと構成

ねらい

｢DX推進フレームワーク」のねらいは以下の通りです。

• 本フレームワークは、各企業におけるDXの企画立案に際して効果を最大化するため、｢中長期のDXビジョンを明確化し、目標達成に向けた最適なDX推進計画を策定する手法・考え方」をまとめたものです。
• 主に中小企業のCIO/IT部門責任者がDXを進める際に本フレームワークを参照いただき、どのようにDXを進めたらよいかのヒントを得るという使い方を想定しています。
• DX推進においては、経営層・事業部門・IT部門が三位一体でDXを推進することが重要です。
  本フレームワークは経営層や事業部門およびIT部門が緊密なコミュニケーションをとるためのツールとして役立つものと考えております。

構成

｢DX推進フレームワーク」は以下のコンテンツで構成されます。
必ずしも上から順番に参照する必要はなく、自社の困りごとに応じて、必要な個所のみを参照することが可能です。

タイトル	内容	活用シーン
①本フレームワークの概要	本フレームワークの全体像を解説	本フレームワークをどのように使えばよいか知りたいとき
②DX推進計画策定の標準的な進め方	DX推進計画を策定する際の推奨ステップをWhy/What/Howの流れで解説	DX推進計画をどのような順番で考えればよいか知りたいときに活用（まずは本内容を参照することを推奨）
③DX推進戦略パターン	事業戦略・IT/DXの成熟度・IT部門の体制等の違いによって生じるDX推進戦略のパターン例を整理	いくつかのパターンを参照することで、どのような方向性・ステップが自社にふさわしいかヒントを得たいときに活用
④DX取り組み状況のセルフチェックリスト	DX推進計画策定時に検討すべき項目のリスト	DX推進計画策定において検討すべき項目に漏れが無いかをチェックするために活用
⑤DX推進上の主な課題例	DXを推進するうえで各企業が抱える主な課題を例示	DX推進計画策定において検討すべき課題に漏れが無いかをチェックするために活用
⑥DX推進計画を策定する際に陥りがちなポイント／意識すべきこと	上記②に沿って自社のDX推進計画を策定した企業の生の声を掲載（CIOラウンジ主催DX推進ワークショップ参加者の声）	DX推進計画を作る際に何が肝になるのか実際の体験談を知りたいときに活用

DX実現にむけた重要な3つのポイント

今回作成したフレームワークでは、DXの実現にするための3つの重要なポイントを示すとともに、その具体的な進め方を記述しています。

ポイント1

DX推進計画を策定する際の推奨ステップをWhy/What/Howの流れで行うことと、そのやり方を記述しています。

ポイント2

経営層・事業部門・IT部門が三位一体でDXを推進することが重要であり、DX推進計画策定の中でどの部門が検討の役割を担うのか、部門間でどのタイミングで連携するのか、標準的な進め方を示しています。

ポイント3

DXを成功させるためには関係組織・関係者の合意形成を図り、協力体制を構築することが重要であり、そのために最初に必要になる自社のDX計画全体を示したストーリー（Why/What/How）を簡潔に表現し、関係者で共有することが重要です。その共有化するための具体的な内容をサンプルで提示しています。

▶詳細はダウンロード資料をご覧ください

DX推進計画策定の標準的な進め方

本章の活用方法は以下の通りです。

• 本章ではDX推進計画を策定する際の推奨ステップをWhy/What/Howの流れで解説しています。
• 経営層・事業部門・IT部門が三位一体でDXを推進することが重要であり、DX推進計画策定の中でどの部門が検討の役割を担うのか、部門間でどのタイミングで連携するのか、標準的な進め方を示したものです。
• DXを成功させるためには関係組織・関係者の合意形成を図り、協力体制を構築することが重要であり、そのために最初に必要になる自社のDX計画全体を示したストーリー（Why/What/How）を簡潔に表現したフォーマットを掲載しています。

DX推進計画策定の3つのステップ

DX推進計画策定の標準的な進め方として

1. ①DX目標設定（Why）
2. ②DX施策立案（What）
3. ③DX施策の推進計画作成（How）

を定義しました。