CIO LoungeMAGAZINE_2024winter
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矢島 本日はご講演いただき本当にありがとうございました。西尾先生 うございます。矢島 していただくのが良いかと理事会で話し合いまして西尾先生にお願いした次第です。お話を伺ってIT業界にすごく精通されていると感じました。皆さんはいかがでしたか。この会場には「お茶屋」の人がたくさんいます。SIerの皆さんです。「置屋」はSEを派遣しているところ。食事とか出しているところは、いわゆるソリューションを提供している会社。プロジェクトをやりますと、プロジェクトマネージャーが来て、お客さんの要望を聞いて、適切なSEを選んでプロジェクトを進めます。西尾先生 矢島 ジェクトマネジメントの育成に活用できればすごく良いなと聞かせていただきました。皆さん、いかがでしょうか。お声掛けいただいてとても嬉しいです。ありがと本総会を京都で開催するということで、どなたにお話そのプロジェクトが失敗したら大変ですよね。先生のご研究の成果をIT業界のSEの育成とか、プロ西尾先生 ありがとうございます。ぜひ皆さんに関心を持っていただければ嬉しいです。矢島 先生のお話ですが、とくに男性は花街に対しての興味があるので聞いてくれます。仕事につながった分野で考えた時にあまり堅苦しくなく腹落ちすると言いますか、通じるところが大きいと思います。やはり競争と協業が大切であり、置屋同士は競争していますね。西尾先生 もちろん競争しています。競い合わないと質が下がってきます。舞妓さんや芸妓さんは少しでも良い宴会に呼んでもらいたいと言います。矢島 そんな環境の中でみんなが協業してそれぞれの花街を盛り上げていこうとされているのはどのような背景がありますか。西尾先生 一人では仕事ができないからです。それはもう身に染みて分かっています。実は3年目ぐらいの舞妓さんが売れてくると天狗になると言われます。そういう時にお姉さんやお母さんが、あんた一人でここまでなったわけと違うと言われたら気づきます。一緒にやっている姉さんがいて、宴会に呼んであげようというお茶屋さんのお母さんがいて、大変な時も陰日向なく、その子の愚痴を聞いてくれるお姉さんがいて、だから自分一人で一人前になったわけではないと気がつけること。それが協業のベースになっていると思います。矢島 もう一つ感じたのが、京都花街という、長年続いている文化を絶やさないという皆さんの誇り、プライドがすごくあり、全体で守っていこうという気持ちを強く感じました。西尾先生 世界各国から来てくださる方に良いサービスを届けたいという思いをお持ちです。安くはない対価を払ってくださって納得してもらえるおもてなしを届けたいです。そのために競い合いますし、街の壁を越えて連携します。矢島 皆さん、我々は日本のIT業界を崩してはいけません。だから変なSEを送り込んでもいけない、できるっていってもいかん。そのときにその場限りでプロジェクトを進めても、お客さんの方から何やあそこの会社はつまらないと思われます。そのようなバランスを京都花街全体では保っていると強く感じました。西尾先生 妓さんを育てるのに時間がかかることを舞妓さんの人数が減った時にひしひしと感じておられます。急に白塗りして着物を着せて、宴席に出しても絶対できないわけです。育てていくためには、協業しながら、質の良いものを継続的に届けて、それで良いお客さんが入ってくるような入り口を作り続けるということが大事ということを実感されていると思います。矢島 場限りで人を送り込んで仕事しても、将来的に業界が崩れます。実は今SE不足です。誰でも良いからSEを出していこうという会社もあります。そうしたら業界が崩れていくということですから、皆さんよろしくお願いします。西尾先生 望されることがあるそうです。慣れていないお客さんの要望です。お茶屋さんは舞妓さんだけのチームを編成するのです。そうすると、チームリーダー役のお姉さん芸妓さんがいないので、宴会が成り立たなくなってしまいます。やはり姉さんは来てくれへんとあかんなっていうのが分かります。矢島 を呼んでも、結局プロジェクトをまとめられないのです。西尾先生 入れてプロジェクトチームにすると良いものになって、呼ばれていった舞妓さん側も自分たちだけでやっていたらバラバラになると分かります。収拾がつかない時に、普段姉さんのことをあのおばはんと思っているのかもしれませんが、役に立たないようで役に立つ、それが実感できます。役割の違う上に立つ人に尊敬を持って意見を聞く、これどうどすか姉さん、って教えてもらいに行こうとします。矢島 話しいただきたいと思われる会社があると思います。西尾先生、本日は大変ありがとうございました。西尾先生 もちろん短期的な利益も必要です。舞妓さん、芸皆さん、今の西尾先生の話をよく聞いてください。そのお客さんが舞妓さんばかりを呼んでくれって要まさにIT業界も同じですね。優秀なエンジニアだけだから、そういう姉さんを何人かと舞妓さんを本当に今日、先生の話をうかがって、うちの会社でもおどうもありがとうございました。7Special Dialogue

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