CIO LoungeMAGAZINE_2024winter
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2023年11月21日(火)、ヴィーム・ソフトウェア株式会社様主宰のエグゼクティブ・ラウンドテーブルが開催され、ランサムウェア対策について熱心な議論が交わされました。《基調講演》テーマ「企業におけるDX推進〜情報講演の概要経済産業省DXレポートでは、「企業のビジネス環境の激しい変化に対し、データとデジタル管理からの考察〜」(矢島理事長)技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、企業競争力の優位性を確立すること」とあります。しかしDXの核心は、「BXbyデジタル」であり、またBXとは、ビジネストランスフォーメーション(転換)のことを云います。デジタル化はそれ自体が目的ではなく、デジタルを活用したビジネスの変革を実現することが重要なのです。これはお客様の短期的な収益向上にはつながらない可能性があるものの、企業の「使命(パーパス)」を達成すればお客様のみならず将来的な業界全体のビジネス拡大にも貢献し、社会がさらに豊かになるのです。そしてその結果として、将来的に商売が拡大するのです。また、「DX」の推進は、経営者が真のトランスフォーメーションを考えている企業であれば、使命(パーパス)に合致した将来のさらなる取組みを考えるのだと思います。一方で、IT化やデジタライゼーションを加速する組織も、経営や事業を強化するうえで必要であることも事実です。どちらの推進においても、企業全体(経営/事業/IT)が推進の目的(効率化/事業拡大/基盤づくり等)を明確に認識した上で、三位一体となって、進めていくことが必須条件なのです。《チーム討論》CIOLoungeメンバーがファシリテーターとなり、出席された17社の皆さんと以下の2点を中心に熱心な討論を行いました。①災害やサイバーアタックなどによりシステムが停止状態となった場合を想定し、どのようなリスク対策を講じているか②自社で保有する重要情報(データ)に関する管理責任や活用責任はどうしているか。特にランサムウェアに感染し、システムの停止のみならず、重要情報が暗号化され、業務に深刻な影響が発生した場合、いかに速やかに業務を復旧させるかが極めて重要な課題となります。データのバックアップだけでは十分ではなく、事業継続にとって必要不可欠な情報やデータを常に最新の状態で保持し、遅滞なく復旧できる環境を平素から整えておくことが極めて重要なのです。ヴィーム・ソフトウェア株式会社様では、速やかな業務再開や事業継続を目指したソリューションの提供を行っています。Event Supportランサムウェア対策のポイントサポート会員様イベント支援Veeamエグゼクティブ・ラウンドテーブル当日の出席者経営者現場・事業I T矢島理事長三位一体の取り組みによるデジタル化推進16Thoughts on the bridge to pass on to the future.

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