当分科会主催による2回目のSCMワークショップを11月28日(火)に開催致しました。参加者は、正会員13名、サポート会員13名、主催者CIOLounge20名の総計46名でした。CIOLoungeの会員の方々の関連企業売上高はほとんどの会社で増加しているものの、利益率は若干低下傾向で、在庫日数は増加している会社が多いことが分かりました。また、事前に実施したアンケートにおきましては、『環境変化』に対するキーワードとして「原材料・資材の高騰と安定確保」「SDGs取組み強化」、『課題認識』では「情報連携」「需要変動」「在庫削減」「ノウハウ管理」等が多く上がっておりました。そこで、課題に対応する考え方として、分科会にて検討した左記の3つのSCMパターンについて事例を入れながら紹介しました①優先経営課題(売上・利益・CF)別SCMパターン②商品特性別SCMパターン③生産業態別(受注生産・見込生産)SCMパターン議論テーマ「環境変化にSCMとして如何に対応するか」今回は参加企業を「見込生産型」と「受注生産型」のグループに分けて、左記のポイントを提示して、議論を進めて頂きました。①如何に情報連携を強化するか?②如何に需要変動に対応するか?③如何に在庫適正化を図るか?限られた時間ではありましたが、活発な意見交換により、情報共有を図ると共に、気付きを得るための有意義な場になったと思います。東京地区では初となる第6回情報セキュリティセミナーを「内部不正」「情報漏洩」をテーマに2023年11月2日(木)に開催致しました。東京地区で初めての開催という事もあり、集客に少し不安がありましたが、正会員・ユーザー企業19社22名、サポート企業5社10名と大阪地区を上回る規模のセミナーとなりました。セミナー内容は8月に開催した大阪地区でのセミナーと同じ構成で、まず日本プルーフポイント株式会社チーフエバンジェリスト増田幸美(そうたゆきみ)様より「関ケ原合戦に学ぶサイバーセキュリティ」と題して基調講演頂きました。講演テーマは前回と同じでしたが、更にブラッシュアップされており、講演時間の1時間があっという間に過ぎていました。参加者から「サイバーセキュリティを独自の切り口で経営者にも分かるよう優しく解説出来ていて社内でも聞かせたい」「情報セキュリティ、内部不正は、現在当社にとってHOTな話題なのでおもしろかった」等のご意見を頂きました。基調講演の後は、日本プルーフポイント様からご提供頂いた「関ケ原Tシャツ」を身にまとい、6班に分かれてグループディスカッションを行いました。不正のトライアングルにおける「動機」「機会」「正当化」を、不正防止の観点からいかに抑止できるかというテーマについて、熱心に議論頂きました。チャタムハウスルールに従い、会社のバッチを外して議論するディスカッションは、CIOLoungeセミナーの特徴になっており、「セキュリティに関して他社との情報交換は難しいので、非常に良い機会となりました」等のご意見を頂いています。セミナー終了後は、場所をレストランに移して恒例の懇親会を開催致しました。お酒が入るとさらに口が滑らかになり、色々と情報交換頂き、盛会のうちに終了いたしました。「初の東京開催、次回もお願いします」「今後も機会がありましたら、是非開催を期待します」「次回も必ず参加します」等のご意見を頂きましたので、引き続き東京地区でのセミナー開催も企画して参ります。最後になりましたが、大阪地区に続いて講演頂いた増田様、また会場を提供頂いた株式会社アシスト様に感謝申し上げます。SubcommitteeSubcommittee第2回SCMワークショップ開催SCM分科会活動報告〜昨今の経営環境とSCM課題についてSCM分科会製造業における「需給管理の最適化」のための現実解を追求しています情報セキュリティ分科会「関ケ原合戦に学ぶサイバーセキュリティ」東京地区セミナー開催報告-当日の出席者37社の過去3カ年の業績を調べてみますと、当日の出席者12Thoughts on the bridge to pass on to the future.
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