企業DXの方向性を考える分科会では、9月20日にグランフロント大阪のカンファレンスルームで第2回のワークショップ、11月8日にアシスト西日本支社様のセミナールームをお借りして第3回のワークショップを開催し、8月2日に開催した第1回と合わせて、3回シリーズのワークショップを完結しました。今回の企画には、製造業から小売業まで多種多様な企業7社10名の人たちにお集まりいただき、ファシリテーターと参加者による少人数のチーム編成で十分な議論の時間をとり、DXの本質的理解を深め、各回に応じた成果物をつくってきました。各企業が何のためにDXを推進するか(Why)についての議論を行った1回目のワークショップに引き続き、2回目のワークショップではDX実現に向けた実施項目(What)がクリアになっているか、どの業務に対して何を実現していくのかを、各社の実情も踏まえて議論しました。議論のなかでは、DX実現のための実施項目が1回目で議論したDXの目的と本当に合致しているのかといった厳しい指摘がファシリテーターから飛ぶなど、非常に熱い議論が交わされました。3回目のワークショップは2つのパートに分けて進めました。前半では、2回目のワークショップの結論を受けて各社で作成したDX推進の具体的な実施策(How)とその推進上の課題についてグループごとに議論しました。後半では、これまでの3回のワークショップを踏まえて、①DXの目的・課題(Why)、②DXの実現イメージ・ビジョン(Who/Where/What)、③DX実現に向けてやるべきこと・進め方(How/When)を「私のDX宣言書」としてまとめ、ワークショップ参加者全員の前で1社ずつ決意表明の形で発表していただきました。一つひとつの発表に対して、会場から的確なアドバイスや心温まる応援メッセージのコメントがあり、最終回にふさわしい内容のワークショップになりました。もちろん、第2回、第3回ともにワークショップ後に懇親会が開催され、懇親を深めるとともにワークショップの時間に収まりきらなかった情報交換が行われたことは言うまでもありません。参加企業の皆様からは、3回のワークショップでの経験によってDX推進担当としての自身の道が開けたとの感想や、同様のイベントへの参加希望、他の企業とのネットワーク構築による助けを得られたといったポジティブな意見が多く寄せられています。改めて参加企業はじめワークショップの実施に多大なるご協力をいただいた皆様に深く感謝申し上げます。分科会メンバーは参加企業の皆様とワークショップ終了後も情報共有できる関係にあります。企業DX分科会では、CIOLoungeが今後どのように各社のDXをお手伝いしていけるか引き続き議論するとともに、今回の取り組みをひとつのフレームワークとして活用していくことを考えています。Subcommittee企業DX分科会企業DXの方向性を考え、実効性の高いDXフレームワークを確立します 9当日の様子当日の様子活動紹介
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