CIO LoungeMAGAZINE_2024spring
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矢島 とうございます。山下様 矢島 いただくこととなりました。山下さんとは、私が、三洋電機役員時代の大変な難題に対し即断即決で対応いただき、感動した思い出があります。またパナソニックでも本当にお世話になり、足を向けて寝られない方です。現在、山下さんが会長をされている「技術経営士の会」の趣旨をお伺いしますと、まさに我々NPO法人CIOLoungeと非常に似た部分がありますので、今回ご無理を申し上げた次第です。まずは、よろしければ、山下さんご自身の経歴、そのあたりからお伺いできればと思います。電電公社に入るつもりはなかったんです山下様 つもりは全くなかったんです。大学での専門は社会工学という分野で、私自身は都市計画的なことをやりたかったのです。ゲーム理論や統計学を使って、工学的な手法で都市問題を解決したい、とそこに興味を持っていました。当時、情報化社会という概念を初めて提唱された林雄二郎先生が、「これからは情報化社会という時代でネットワークとかコンピューターなど使って社会課題を解決する時代だよ」と、先生の紹介でひょうたんから駒みたいな形で電電公社に入った次第です。矢島 て入られたのですね。山下様 てと思っていましたので、「コンピューター部門に行けなかったら辞めます」なんて言っていました。公社でも、当時は電話部門が花形で、コンピューターはまだまだ走りの時代でした。実際、先生のお話は本当に当たっていたと思います。その後、大学で勉強したことが、コンピューターの世界でほとんど使えたんです。本日は、ご多忙の中、貴重なお時間をいただきありがこちらこそ、ありがとうございます。今回は、NTTデータ元社長の山下徹様と対談させてありがとうございます。実は当初電電公社に入るやはりITとかコンピューターなどをかなり意識されそうですね。入ったときからコンピューターを使っ32024年3月12日(火)特集① 特別対談Special DialogueSpecial Dialogue「コンピューターユーティリティー」構築が使命”株式会社NTTデータ 元社長 山下 徹様 × 矢島 孝應 CIO Lounge理事長 “社会システムを支える

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