CIO LoungeMAGAZINE_2024spring
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Business Transformation by Dgitai OpenAI社が2022年11月にChatGPT3.5を一般公開し、公開からわずか6日で100万人以上のユーザーが利用したことで、その存在が広く知られるようになってから約1年半が経過しました。この間、この自然言語処理モデル、または大規模言語モデル(LLM)を活用したソリューションが次々にサービスリリースされ、既存のソリューションにも次々に活用されています。これらの動きはあまりに早く、ダイナミックで、企業運営の視点からすれば、この技術がどう企業活動に影響するのか、活用できるのかが判然としないまま、次々にITベンダーからプロモーションを受けているというのが実情ではないでしょうか。また、次々に派生する〝AI〟の展開の速さをキャッチアップできず、いつしか、「どうやったらAIなるものを会社で使わせるか」という発想にとらわれているのではないでしょうか。この度、CIOLoungeでは、今一度「BXbyD(すなわち、企業活動の目的はあくまで事業目的であり、デジタルソリューションはそれを推進/革新するためのツールである、という根本に立ち返り、「自社の事業目的に照らして、使うべきAIはどういうもので、採用すべきソリューションは何か」という判断をITリーダーが行うための情報整理を、あくまでもユーザーの観点に立脚し行うことになりました。を出すことを推進する❶企業活動において 〝AI〟を活用する目的・効果を整理(〜24年5月)このステータスではAI活用分科会に参加しているメンバー自身の企業活動に立脚し、〝AI〟で解決すべき課題、期待効果、目的を整理します。また、同時進行でグローバルな視点で先進企業がどういう活用をしているかについても調査し、日本企業でも適用できそうなものを追加します。❷現時点で実在する〝AI〟ソリューションを整理(〜24年8月)上記で整理された課題に対し、アプローチl)」できる〝AI〟ソリューションをサポート会員企業、またはベンダーから紹介いただき、ビジネス課題ごとにマッピングします。❸当分科会に参加メンバーで実際に利用/使用してみる(〜24年10月)上記で整理された各ソリューションを実際に利用してみる、または利用企業へのイン活動名:AI活用分科会目的:AIを企業で活用し「経営効果」具体的な活動タビューで整理し、ユーザーの目線からの効用/デメリットを整理します。❹〝AI〟ソリューション全体像をまとめる(〜上記までで集まった情報をもとに、アプローチすべきビジネス課題ごとの〝AI〟ソリューションをマッピングし、広く共有します。ご存じの通り、この1年でも様々な〝AI〟の活用を標榜したソリューションは雨後の筍のように出現しており、そのスピードは次の1年でも変わらない、もしくは加速することが予想されています。しかし、この時点での〝AIソリューション〟のマッピングをしておけば、その後に新たなソリューションの出現、あらたな〝AI〟で解決すべきビジネス課題の発見に際しても、この表を追記、修正することで我々ユーザー企業が常にキャッチアップできるようになると考えられ、非常に意義の高いものになるのではと期待しています。みなさまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。SubcommitteeAI活用分科会AIを企業で活用し経営効果を出すためにCIOLoungeならではの成果を目指します活動目的と活動方針(出典:CIO Lounge作成)ネット会議の出席者25年1月)16Thoughts on the bridge to pass on to the future.

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