CIO LoungeMAGAZINE_2024spring
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2024年の活動をはじめるにあたり、「ねらい」と「スコープ」を再確認しました。まず、発足以来のスコープである「デジタイゼーション」と「デジタライゼーション」を主眼においた活動はそのままとしました。さらに、目的を【非基幹業務のデジタル化により「効率化」「固定費の削減」「人員不足の解消」を目指し、解決策を提供】としました。2024年の分科会活動は、各企業が今後事業効率を高めていくために必要な「業務のデジタル化のすすめ方」の参考となるアウトプット(メンバー各社に行ったアンケートをもとに「業務別」「機能別」にまとめた資料)を、さらに充実したものにするための検討およびアップデートを行います。また、そのアウトプットをもとに各社が現場主導のIT運用をどのように運用しているかを共有するための「ワークショップ」を8月に企画しています。現場の社員が開発を行う、もしくは現場社員がベンダーを利用して開発を行う際に、情報システム部として「現場開発を盛り上げるための方策」「どのようにガバナンスを利かすのか」「人財の育成のサポート」「インフラの準備」など現場のサポートについて情報共有をする予定です。本年は、まず過去2年の検討を形にするところから始めて、最終的に「現場主体DX分科会」として社会に貢献する結果を出せるように次年度へつなげていく予定です。SCM分科会では、2年間にわたり「需給管理の最適化」を目指して、活動を推進してきました。3年間をひとつの区切りとして、今年は今までの活動を取り纏め、その内容を出来るだけ多くの方々と共有していきたいと考えています。今までの活動を纏めてみると、以下の通りとなります。①様々な業態の企業の悩みに対応できるように、SCM分科会メンバーの知見とノウハウを纏めると共に、優先経営課題・商品特性別・生産業態別にSCMのパターンを整理できた。②2回のワークショップを通じて、現場課題を議論することにより、多くの方々に気付きを与える場を提供することができた。①今まで整理してきた知見とノウハウが本当に現場で役に立つのか、検証が必要。②ワークショップは積極的な参加者の意見交換により、一定の成果が見られたが、時間的な制約もあり、突っ込んだ議論にまでは踏み込めていない。今後は今までセミナーに参加頂いた企業様と共に、その企業の具体的な課題について、SCM分科会メンバーが一体となって議論を進めたいと思っています。ここでは事例を集めるのではなく、またその企業の課題解決を提示するのではなく、課題を解決するために、どのような知識とノウハウが必要かを検証してみたいと考えています。また、サポート企業についても個別の議論を展開できるように、その内容を検討中です。2024年度の活動について今までの活動の成果と課題〈活動の成果〉〈課題〉今後の活動の方向性SubcommitteeSubcommittee現場主体DX推進分科会非基幹業務のデジタル化により「効率化」「固定費の削減」「人員不足の解消」を目指し、解決策を提供しますSCM分科会製造業における「需給管理の最適化」のための現実解を追求しています当日の出席者(出典:CIO Lounge作成)14Thoughts on the bridge to pass on to the future.

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