昨年の9月30日に当分科会による第3回目のワークショップを開催しました。当日は、ユーザー企業から10名、サポート会員企業から6名の合計16名参加いただき、2つのグループに分かれて以下の3つのテーマを中心に議論しました。①ツールやシステムプラットフォームについて分科会メンバーが作成した、カオスマップを事例に各社の現状の課題はなにか②変化の激しいビジネスニーズに即応できる最新のITツールやSaaSなどの更なる活用への対応はどのようにすべきか③今後の情報システムのマイクロサービス化、疎結合化、API連携を踏まえたプラットフォームのあるべき姿各グループとも活発に議論が交わされ、非常に有意義な会になりました。特に、サポート会員企業からは、自社のツールを自社内でどのように使っているかの事例など、普段は聞くことができない内容も紹介され、面白いディスカッションができました。非基幹業務のDXについて、リモートワーク以外に検討しなければならないテーマはたくさんあります。次のテーマとして、各部門の業務連携による間接業務のさらなる生産性向上やコミュニケーション・コラボレーションの質の向上などを考えています。そしてその実現のためのITの最新ツールの導入方法、社内での導入態勢づくりや人財の育成についても議論していく考えです。引き続き、正会員ならびにサポート会員企業の皆様のご協力をよろしくお願いします。て解説しました。特にCIOについては、私どもの調査では約半数が他部門からの異動であり2割弱が他社からの招聘であります。ITをよく知らない方や会社のことがあまり分かっていない方も多々存在していることを念頭に相手に合わせた提案方法や内容になるよう工夫が必要になります。IT部門の担当者が窓口の場合は、担当者に寄り添いCIOや経営層への提案内容を一緒に考え作成することが信頼関係を一層醸成できると考えます。また、中小企業の経営者の悩みにも着目し、従来の物売りから脱却することの重要性についてもご説明させていただきました。中小企業が安全・安心なIT環境でチャレンジできる環境を提供することはITベンダーの重要な責務だと認識いただきたいと思います。セミナー基調講演SemnarSubcommitteeサポート会員企業も参加し、ITツールの活用や今後のプラットフォームのあるべき姿を考えました生産性向上など経営が期待している具体的な課題の解決策を探っていきます非基幹DX分科会ワークショップで、DX実現のためのプラットフォームについて議論セミナー講演DX化促進イベントでのセミナー講演CIOの悩みとIT企業への期待2022年11月10日(木)TD SYNNEX InspireJapan 2022 Tokyo「Next Generation IT」ITベンダーが如何に良い製品やソリューションを持っていてもそれが正しくユーザ企業に伝わっているでしょうか。知っていれば簡単に済むことを知らないことで時間やコストの多大なロスを発生させている現状は、社会的にも大きな損失だと考えています。これは、提案を行う側と受ける側のミスマッチによると考えられます。多くのミスマッチは、提案する側がユーザ企業の方針や対象者の悩みについてよく理解していないことに起因していると思われます。自社の製品やソリューションを懸命に説明するだけであれば相手には響きません。今回の講演では、ITベンダーとユーザ企業が互いに信頼し尊重し合う真のパートナー関係を築くことの重要性とその方法論についi当日のディスカッションの様子 講演者:加藤恭滋活動紹介13
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