本年1月からPoC用機器・ソフトをセッティングする準備作業に入りました。毎月の打ち合わせや実機の確認作業を進め、ようやく3月中旬には2台のPoC用機器が完成しました。ご協力いただいたサポート企業様には、本業もある中、大変お世話になり、ありがとうございました。今回のPoC用機器は、Windows10をベースに、マイクロソフト365、ウィルス対策ソフト、EDRソフト(セキュリティ検知対策ソフト)、資産管理ソフト、チャットツールなどを搭載するとともに、ヘルプデスク窓口も設け、チャットツールを活用した問い合わせができるようにしています。また、SOC(セキュリティ・オペレーション・センター)機能も同時に果たし監視できるようになっています。3月28日に株式会社錢形様(京都市・介護事業)へ1台を持ち込み、自社の機器と同環境に導入、自社利用のソフトウェア類も追加導入のうえ、ご利用いただいています。早速、ソフトウェアの追加導入時にEDRソフトでアラートを検知、インストール作業を実施されていたためと問題はなかったのですが、提供機能が順調に稼働していることが確認できました。また、2台目の持ち込み先として、株式会社別注家具製作所様(京都市・家具製造業)への持ち込みも4月11日に完了しました。PoCとして評価するには、無事に終了するのが良いのか、色々な問い合わせ事象が発生して対応に右往左往するのが良いのか、悩みどころです。ようやくスタートしたPoCの終盤には、実際の使用感を含めヒアリングさせていただき、中小企業が求めるIT基盤の姿、求める価格感も探っていきます。ワークショップ開催に向けて、「SCM推進上の課題や悩み」を明確に把握する為に、2月中旬に正会員の方々に向けたアンケートを作成し、14社の方々からご回答を頂きました。少ないサンプリングではありますが、左記のような興味深い回答結果となっております。●2021年度に8割の会社が前年より増収だったが、7割の会社において、在庫日数が増加している●8割の会社がどちらかと言えば利益優先指向にある●7割の会社にSCM部門が存在するまた、課題や悩みは千差万別ですが、左記のようなキーワードが浮かび上がってきました。★需要変動対応や需要予測精度向上 ★昨今の情勢を踏まえた調達能力の改善 ★意思決定とリーダーシップのあり方3月3日(金)〜4日(土)にメンバー全員参加のもとで、以下の議題にて集中検討会を開催しました。 ①生産業態別のSCMパターンについて、デカップリングポイントの違いを中心に、業務プロセスや重要KPIについて検討。②事前アンケートで提起された課題をもとに、ワークショップのテーマや進め方を検討。この検討結果を踏まえて、6月7日(水)に第1回ワークショップを実施しました。SubcommitteeSubcommitteePoC(実験的に行う検証)に着手!サポート企業様と連携したPoC用機器のセッティングも終了!ついに持ち込み完了し、分科会で歓喜の声!IT責任者のSCMに関する課題や悩みを把握する為に、アンケートを実施ワークショップ開催に向けて、集中検討会を開催中小企業経営基盤支援分科会日本製造業の要である中小企業をITの側面から支援しますSCM分科会製造業におけるSCMをパターン化し、「需給管理の最適化」のための現実解を追求します集中検討会の様子12Thoughts on the bridge to pass on to the future.
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