CIO LoungeMAGAZINE_2023spring
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ークを考えます。ITのリソースを経営課題のどこに振り向けるべきか、IT投資に社内の合意を取り付けるにはどうするか、IT子会社やベンダーをマネジメントし、働き方を変えていくにはどうするか、そういった課題に対して、成功事例や失敗事例を引きながらワークショップで議論を重ね、悩めるITの責任者にDX推進の方向性を示すことができれば、CIOLoungeの設立趣旨である「経営とITの架け橋」に役立つものになると考えています。リーダー:岩下メンバー:岸本、友岡、名和、藤城、松山担当理事:小林アドバイザー:矢島     昨年までの「非基幹業務のDXワーキンググループ」が発展的に解消して、本分科会が発足しました。昨年までは、検討メンバーによる非基幹業務での課題共有、非基幹業務での業務領域別ツールマップの共有及び参加者を拡大したワークショップを開催しました。昨年までの検討をベースに、本分科会での活動のねらいは、以下のように考えています。すなわち、事業効率を高めたいという想いは経営者、CIOに共通です。そのためには、業務のデジタル化は有効であり、従来の紙をベースとしたアナログ業務を、デジタル環境をベースとするデジタル業務に変える、すなわち「業務のデジタル化」活動に貢献したい、と的を絞りました。具体的には、(1)経済産業省「DXレポート2」におけるDXの構造のうちの、①デジタイゼーション、②デジタライゼーションにフォーカス(2)企業に依存しない共通業務のデジタル化に焦点(3)業務種類ごとのある程度のソリューションは可視化(4)業務種類ごとのソリューションの関連性、親和性もある程度可視化大きなDXを行う前にまずは、身の回りの様々な業務をデジタル化することが先決だと考えます。すでにその活動に目途をつけた方々の成功/失敗体験、これから取り組もうとされる方々の悩みをもとに、本分科会ではその初段階の活動に役立つことができるよう整理したいと思います。リーダー:藤城 担当理事:坂上 DXを企業で実行するには、その元となる人材と、その人材を活かす組織があって初めて成り立つと考えます。本分科会では、そのヒントとなるような考え方や法則を提示する予定です。分科会ではメンバー企業の事例や先進的な企業の事例を参考にしながら議論を進めています。アウトプットを出すにあたっては成功事例を纏めることも重要ですが、成功事例は様々な要因がある一方で、失敗事例には一定のパターンがあると考えています。そこで特に「これはやってはいけない」と言うような法則を導き出すことが出来れば皆さまのお役にたてるのではと考えています。今年度の活動のゴールとしては複数のテーマ(仮説)を決定し、ユーザ企業を中心にワークショップを開催して有意義な気付きを得ていただくことを目指します。企業DXの方向性を考える分科会現場主体DX推進分科会「部門に埋れている業務のDXを考える」DX人材育成分科会 Subcommittee今年度は、DXに関して3つの分科会を立ち上げて進めており、それぞれの分科会のリーダーから活動方針や活動の意気込みを語っていただきました。非基幹DX分科会経営に寄与するための非基幹業務のDXとは何か、その答えを探っていきます※分科会運営協力:デロイトトーマツコンサルティングリーダー:松山メンバー:岩下、栗田、友岡、名和、峯川担当理事:提箸 競争力のある企業となるためにはITの利活用が必須ですが、DXを推進できていると自信をもって言える企業はひと握りです。ましてITリソースの足りない中小企業においては、どうやってDXを進めればいいのかさえわからないところがほとんどです。私たち「企業DXの方向性を考える」分科会では、企業のDXをうまく進めるためのフレームワアドバイザー:加藤、田井メンバー:岸本、廣瀬、名和アドバイザー:小林左から:坂上、小林、廣瀬、岸本、名和左上:田井、加藤、提箸、栗田、峯川左前:岩下、松山、名和、友岡左上:岸本、矢島、小林、左前:松山、岩下、名和、友岡(左上枠:藤城)10活動紹介

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