2023年11月28日開催 SCM分科会イベント 【SCMワークショップ】

分科会主催による第2回SCMワークショップを11月28日(火)に開催致しました。参加者は、正会員13名、サポート会員13名、主催者CIOLounge20名の総計46名でした。

前回に続いて、今回も分科会の今までの検討内容をご紹介した後に、事前アンケートから抽出したSCM関連の課題をテーマにして、少人数のテーブルで議論してもらう、という形を取りました。

セミナーの様子

SCM分科会活動報告 ~昨今の経営環境とSCM課題について~

CIO Loungeの会員の方々の関連企業37社の過去3カ年の業績を調べてみますと、売上高はほとんどの会社で増加しているものの、利益率は若干低下傾向で、在庫日数は増加している会社が多いことが分かりました。また、事前に実施したアンケートにおきましては、『環境変化』に対するキーワードとして「原材料・資材の高騰と安定確保」「SDGs取組み強化」、『課題認識』では「情報連携」「需要変動」「在庫削減」「ノウハウ管理」等が多く上がっておりました。

そこで、課題に対応する考え方として、分科会にて検討した下記の3つのSCMパターンについて、事例を入れながら紹介しました。

1) 優先経営課題(売上・利益・CF)別SCMパターン。 

2) 商品特性別SCMパターン

3) 生産業態別(受注生産・見込生産)SCMパターン

CIO Lounge会員関連企業 業績分析纏め
生産業態別SCMパターン

議論テーマ 「環境変化にSCMとして如何に対応するか」

今回は参加企業を「見込生産型」と「受注生産型」のグループに分けて、下記のポイントを提示して、議論を進めて頂きました。

① 如何に情報連携を強化するか?

            組織の分断への対応

            PSI情報の見える化

② 如何に需要変動に対応するか?

            需要予測と販売計画立案のあり方

            デカップリングポイントの変更

③ 如何に在庫適正化を図るか?

            何が増えているのか

            環境変化がどう影響しているか ⇒ どう対応するか

限られた時間でありましたが、活発な意見交換により、情報共有を図ると共に、気付きを得るための有意義な場になったと思います。

環境変化キーワード